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ENU Technologies、大学向け機関リポジトリ構築ソフトウエア「Earmas」をRubyで書き直しオープンソース化

2014/05/29

ENU Techonologies(松江市)は、同社が開発・販売している大学向けの機関リポジトリシステム「Earmas」の新バージョンを開発し、オープンソースソフトウエア「Open Earmas」として公開しました。

機関リポジトリとは大学など学術研究機関が論文などの知的生産物を広く公開するものです。日本国内では2004年に千葉大学で公開されたのを皮切りに多くの大学で整備が進んでいます。

「Open Earmas」の旧バージョンである「Earmas」は2009年から販売されていて、価格は最小構成で120万円から。島根大学・鳥取大学・岡山大学などおよそ40の大学・高専で採用されています。ENU Technologiesによると、①導入が容易 ②電子ジャーナル風表示など表現の柔軟性 ③日本国内の企業が開発を行っているとの安心感 — などが支持されているということです。

新バージョンの「Open Earmas」(Earmas V3)では、これまでJavaで書かれていたシステムがRuby On Railsで作り直されています。また、XMLの記述で行われていたリポジトリの設計が画面操作で行えるようになりました。ソースコードはBitbucketで公開されていて、利用・開発への参加・派生アプリケーションの開発がAGPLライセンスに基づいて自由に行えるようになっています。

有償で販売していたソフトウエアをオープンソース化した意図について、ENU Technologiesの永島幹大社長は「学術情報のアーカイブ・オープンアクセスを担う機関リポジトリソフトウエアは企業の意図に左右される商用ソフトウエアではなくオープンソースであるべきであると当初から考えており、新バージョンの開発を機にオープンソース化を行った」と話しています。

Earmasで構築された機関リポジトリ例

主なオープンソースの機関リポジトリソフトウエア

名称 言語  
DSpace Java アメリカのDuraSpaceが開発
Eprints Perl イギリスのサウサンプトン大学が開発
Open Earmas Ruby 商用ソフトウエアとして約40の機関で採用されたEarmasがバージョン3でオープンソース化
WEKO PHP 国立情報学研究所が開発。NetCommons上で動作
XooNIps PHP 理化学研究所が開発。Xoops上で動作

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